皆さま、こんにちは。
数日の黄砂によるアレルギー症状にお悩みの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
雨上がり後も注意が必要のようで、どうぞお体大切にお過ごしください。
さて、本日は非住宅の施工例をご紹介いたします。
(施工後 外観)
長崎市川口町7-9に長崎イスラミックセンター(通称モスク)が開設されました。
モスクとはイスラム教の礼拝堂のことをいい、アラビア語ではモスジッドとかマスジドと言われています。
長崎県内初のモスクで、イスラム教徒の方々にとって待望の施設です。
まだ完成したばかりですが、毎週金曜日のお昼頃にジュマという3人以上でお祈りする際に
ムスリムの方々が集っています。ムスリムとはイスラム教徒をいいます。
実は今回、モスク開設へ向けて内外ともに弊社が施工させていただきました。
理由は、担当者がJICA海外協力隊としてイスラム教徒9割弱が生活するバングラデシュ国に住んでいた経験があり
「イスラム教のことを理解してる人にお願いしたい」との縁で知人のバングラデシュ人から相談をいただきました。
(施工前 内部)
2階はすぐにでも生活できるスペースでした。
(施工後 2階 男性お祈りスペース)
対面キッチンを解体し、アーチ型と内部を可能な限り丸く(ドーム)仕上げています。
イマームという指導者がお祈りする場所で、どのくらいのスペースが必要か?どの程度カーブするか等を
打合せながら仕上げていきました。
そして、左側はウドゥというお祈り前に手足を浄めるスペースがあります。
(施工前 トイレ浴室)
以前は洗濯機置場と浴室、トイレが並んで配置されていました。
(施工後 トイレ側からウドゥ)
トイレを終えて手足を浄めてお祈りへ向かう流れです。
男性用のウドゥは4人が一緒に利用できるよう設置しました。
(3階 女性フロア)
システムバスが配置されたスペースを活用して、
女性用ウドゥの場所へ改修しました。
(施工後 3階女性用ウドゥ)
いかがでしたでしょうか?
実は本日18時より開所式が予定されており、ムスリムの方々もゲストを迎える準備で忙しくも
嬉しそうにされていました。
今月10日(水)の早朝は断食明けの大祭(イード)に200名以上が集い
バングラデシュの他、インドネシア、マレーシア、キルギス、エジプト、スーダン、ケニア等など
たくさんのムスリムの方々がお祝いに集っていました。
「モスクでイードを迎えることができて本当に嬉しい!」
「県内にこんなに大勢が集うなんて初めて!」と、皆さん大興奮でした。
日本でも多国籍のムスリムがモスクに集うのは珍しいようです。
海外から長崎に来て学び、勤めている方々との多文化共生の場として
ぜひ皆さんにも知ってほしいと思います。
今後は各国の食やモスク内部見学など、イベントも企画したいとの事でした。
日本語上手な方ばかりで、各国のお話を聞いて日本との違い等を楽しんでみてはいかがでしょうか。
#長崎モスク
#Nagasaki Islamic Center(Mosque)